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トーリ監督、松井秀は「調子が悪い」
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中盤の大量得点で、勝利は決定的となった。敵地にもかかわらず、詰めかけたヤンキースファンの大歓声が次第に大きさを増した。最後は抑えのリベラが締め、マウンド後方で選手や首脳陣ががっちりと抱き合い、喜びを分かち合った。松井秀もゆっくりと輪に加わった。
前日の敗戦で、レッドソックスとのゲーム差は「3」に広がり、地区10連覇はかなり厳しい状況となった。一夜あけ、トーリ監督が「まずはプレーオフへ出ることだ」と言葉を選び、臨んだ一戦。先発メンバーに松井の名前がなかった。
代わりに起用したダンカンを、プレーオフに向けてテストする狙いもあったが、トーリ監督は「調子が悪い」と松井の打撃不振にも言及した。
前日もロドリゲスが敬遠された後に三振するなど、勝負強さが影を潜めている。指揮官は「打撃練習を見ていると、上と下の動きがばらばらになっている」と指摘した。
松井が抜けた打線がかみ合っての大勝は皮肉だが、チームも松井も最終目標はワールドチャンピオン。背番号55には、プレーオフという挽回(ばんかい)の舞台がある。
(セントピーターズバーグ=田中充)