相撲界に造詣が深い芳賀綏(やすし)東京工業大名誉教授(日本文化論) 「休場せずに自力で運を開いたことは見事だ。相当な覚悟で臨んだ場所だっただけに、(優勝後に)『また帰ってきました』と語ったのも万感の思いがあったからだろう。今場所は久しぶりに強い“悪役”が戻ってきた新鮮味もあってファンも喜んだが、勝って客を呼べても、これまで通りに品格を解さなければ横綱失格だ。ファンの祝福におごらず、自己を深めて悪役の足を洗えることができるか。相撲協会も待ったなしの状態が続いている」