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朝青龍、背水の土俵 “最後”のけいこに励む
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入念に準備運動を行った朝青龍が、日馬富士の待つ土俵に上がる。初場所の初日、2日目の取組を決める9日の取組編成会議前までに求められる出場、休場の決断。万全ではない左ひじの感触を確かめるように、“最後”のけいこに励んだ。
朝青龍は「けいこをやらないとね。左ひじの状態はまあまあ。気にしないようにね」と話すにとどまったが、高砂親方は「休むならとうの昔に休んでいる。出るつもりでけいこをしている」と述べ、報道陣に「『出る』でいいよ」と明言した。
だが、周囲の見方は厳しい。けいこを見守った伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「ひじを気にしていたし出ない方がいい。出るなら優勝を争わないといけない。やっぱりけいこが足りないんだよ。場所中でも30〜40番やらないとね。今のけいこ量だと15日間は難しい」と切って捨てた。
横審のけいこ総見では後輩横綱の白鵬にまったく歯が立たず、平幕稀勢の里にも不覚を取るなど、6勝10敗。関係者の見解は「万全にはほど遠く出場は困難」でほぼ一致している。「休場した場合は引退勧告もあり得る」と話す横審委員もいて、取り巻く状況は極めて苦しい。
初日の相手は決して合口のよくない稀勢の里が有力視され、仮に敗れるようだと一気に引退の危機へと追い込まれる。出るのも地獄、休むのも地獄。前に出て活路を見いだす選択をした朝青龍だが、待っているのは“いばらの道”である。(奥山次郎)
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