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朝青龍まで「恥ずかしい」 2敗目の琴欧洲、理事長は終戦宣言
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今場所での綱取りを目指していた琴欧洲が豊ノ島のすくい投げで裏返しにされたのを見届けた北の湖理事長(元横綱北の湖)は、容赦なかった。「3日目で2敗では厳しい」。理事長が場所前に、横綱昇進の条件に「内容を伴った高レベルでの優勝」を挙げていたことを考えると、事実上の終戦宣言といえる。
花道の奥で見守った師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も落胆の色を隠せない。「しようがないですね。もう1回いろいろと教えていこうと思います」。一言も発することなく支度部屋を去った弟子に代わって、師匠が白旗を上げた。
身長169センチの相手にもろ差しを許して潜り込まれ、命綱の右上手も切られる。両腕を上から抱えて前に出たが、苦し紛れでは圧力も半減。腰が浮いたところを相撲巧者の豊ノ島が見逃してくれるわけもなく、左からのすくい投げに202センチの長身が横転した。
豊ノ島戦は4連敗。飛び込まれて下から料理される負け方は、いつも同じだ。「取組前に『差されてもいいからまわしを取れ』っていったんだよ。同じ形で4連敗しているようでは、上の者として恥ずかしい」と朝青龍もあきれ顔だった。
今場所後の横綱昇進の夢は断たれた。しかし、師匠が「次につなげていければいい」と前を向いたように、25歳の大関には先がある。心の張りを失って負けが続けば、綱取りは完全にふりだしに戻る。欧州出身力士として初の横綱昇進にかける思いを問われる土俵が続く。(奥山次郎)






