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不振の両横綱、乱闘寸前で幕 場内から失笑
このニュースのトピックス:朝青龍
引き落としで白鵬を下した朝青龍が、四つんばいになった相手に両手で駄目を押す。白鵬が怒った。起き上がる際に右肩で朝青龍を押して反撃した。両者は土俵中央でにらみ合い。成績の振るわなかった両横綱が、結びの一番で乱闘寸前の見苦しい姿をさらした。
駄目を押した意識のない朝青龍は笑みすら浮かべて「最後はちょっと怖かった。殴られるんじゃないかと思ったよ。やっぱり熱くなるよな」。白鵬は「先に駄目を押されたからね。土俵では何も言っていない」とむっとした表情を隠そうともしなかった。
北の湖理事長(元横綱北の湖)は「白鵬がカッとしている。カッとする方がおかしい。横綱としてやってはいけない」と指摘。放駒審判部長(元大関魁傑)は「横綱が土俵で乱闘もないでしょ。何事もなく終わってよかった」と苦笑いだった。
両横綱は今場所、11勝止まり。皆勤した2人横綱がそろって及第点とされる12勝に届かなかったのは、平成10年夏の曙と貴乃花以来(ともに10勝5敗)。勝敗がついた後の“横綱対決”は場内の失笑を買うだけだった。
朝青龍は「今場所はマイナス99点。甘さがある」と振り返り、白鵬は「嫌なことは忘れる」と吐き捨てた。千秋楽最後の取組を、角界最高位らしからぬ蛮行で汚した両横綱は品格、力量ともに磨き直す必要がある。
(奥山次郎)



