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相撲みちのく海鵬

2008.5.14 19:08
このニュースのトピックス大相撲

 海鵬、“町内対決”制して五分に。西十両5枚目海鵬(35)=青森県深浦町出身、八角部屋=が、同町出身の後輩で東十両3枚目、将司(まさつかさ)=23歳、入間川部屋=を小手投げで下し、2勝2敗とした。青森県出身関取は数多いが、同じ町出身同士の対決となると珍しく、中学の後輩に当たる相手に、まだまだ若いところを見せつけた。

   ◇

 予想しなかった将司の突っ張りにも気後れせず前に出て、右を差されたところをうまくつかまえ、小手投げで土俵にたたきつけた。

 「いい相撲じゃない。逆転、逆転だもの。本当は中へ入っていこうと思ってたんだから…。マサ(将司)も本調子だったら、こうはいかなかったよ」

 12歳も下の相手に辛勝とあって、海鵬苦笑いを浮かべ、後輩を気遣ってもいた。

 角界には同郷、同窓、道場などの同門出身という例はいろいろあるが、同じ町出身の関取4人となると日本相撲協会にもデータがない。現在弘前市出身3人でも多いといわれ、東京、埼玉出身の関取はそれぞれひとりだから、現在人口約1万人の深浦町から4人は、大きな意味を持つ。

 しかも最年長の海鵬と西十両13枚目で31歳の安壮富士、西前頭4枚目で29歳の安美錦は同じ修道小に通った。将司は隣の学区の風合瀬(かそせ)小だが、4人とも同じ大戸瀬中に進み、県大会では相撲でそれぞれ結果を出してきた同窓生なのだ。

 「まだまだ余裕がある? ない、ない。(幕内から)十両に来たら、若手ばっかりだから、大変だよ」

 そうはいっても、かつて幕内で技能賞を2度獲っている実力者。老け込むどころか、十両にいて、町内で一番どころか、県内一番にも満足しない。幕内に戻って、安美錦らと再対決するつもりだ。(赤堀宏幸)

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