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おいっ子効果で3連勝 把瑠都を下した白鵬
このニュースのトピックス:朝青龍
上位陣が次々につまずく序盤にあって、白鵬が万全の3連勝で土俵を引き締めている。西の支度部屋に引き揚げてきた横綱は「体がよく動いているんでね。先場所よりいいような気がする」。貴乃花審判部副部長(元横綱貴乃花)も「本来の相撲です」とうなる3日間である。
把瑠都を寄せ付けなかった。右ののど輪で起こすと、タイミングよくいなして後ろを取り、右足で相手の左足かかとを払うすそ払いで一蹴(いっしゅう)した。前日に朝青龍が下手ひねりで転がした把瑠都を負けじとあおむけに倒し、「思った通りの相撲ができた」と満足そうにうなずいた。
来日中のおい、アラトオチル君(15)の存在が刺激になっている。在籍する宮城野部屋で共同生活を経験させ、朝げいこでは自ら指導。170センチ、60キロのやせっぽちを、175センチ、68キロだった入門当時の自分自身と重ね合わせている。
2日目の朝には寝坊したアラトオチル君を起こし、ほうきの柄でたたいて気合を注入。熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「他人に文句を言うには自分がしっかりしないといけないから、今場所は意気込みが違うね」と思わぬ“アラトオチル効果”ににんまりだ。
横綱に昇進した昨年名古屋以降、2場所は初日に黒星を喫している。鬼門だった序盤を危なげなく乗り越え、「体調はいい」と絶好調を宣言。2場所ぶりの賜杯奪回、そして座り慣れた東横綱への返り咲きに向け、上々のスタートである。(奥山次郎)

