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亀田兄弟「常軌逸脱」に協会冷ややか
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身分保証を求めた亀田兄弟に対し、東日本協会は慎重な姿勢を崩さなかった。当初、柔軟に対応するとみられた大橋会長だったが、「仮に身分を預かったとしても問題は山積」と態度を変えた。練習場所やファイトマネーの扱い、さらには負傷した場合の責任の所在など、実務的問題が多いことが明らかになったからだ。だがそれ以上に理事たちに二の足を踏ませたのは亀田兄弟の常軌を逸した言動だろう。
所属先のないまま、国内での試合出場を認めてもらうという「前例のない」(大橋会長)要望にもかかわらず、兄弟は直接頭を下げることもなく、申請書のみを残してメキシコへ渡った。「もう、放っておけばいいんじゃないか」。「すぐに試合に出るというのはわがまますぎる」。複数の理事からの指摘はうなずける。
ましてや協会は今年2月、自身の交通事故を開き直るような大毅の発言に苦言を呈したばかり。亀田家に向けられた不信感は高まる一方。仮にこのまま所属ジムがなくとも、海外で試合を行うことは可能だが、日本のボクシング界に背を向けてばかりいては、経済的にも心情的にも応援する人は減っていくに違いない。
メキシコ出発前に興毅は言った。「やるしかない。当たって砕けろの気持ち」。自らを省みない奔放な態度では、文字通りの結末しか待っていない。(是永桂一)