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愚挙が招いた無宿状態 亀田一家と協栄ジム 信頼関係崩壊
このニュースのトピックス:亀田3兄弟
2005年4月、興毅が大阪のグリーンツダジムから移籍して約3年。大毅の世界戦における「家族ぐるみ」の反則行為から悪化したジムとの関係は、最後まで修復されることはなかった。
「損得は分からない。2人には新しい道で頑張ってほしい」。口ではエールを送った金平桂一郎会長だが、表情には安堵(あんど)より疲れがにじみ出ていた。私的拠点「亀田道場」を離れて協栄ジムで練習するよう求めても、海外志向の強い興毅はメキシコキャンプを重視し、ジムに顔を出す日はほとんどなし。深刻化するコミュニケーション不足に、「自分たちのやり方があると強く思っているんじゃないか」と会長自らが愚痴をこぼすこともあった。
決別の日は女子プロボクシングの国内初興行と重なった。協栄と亀田家の仲介役を買って出た東日本協会の大橋秀行会長は「亀田家の新しい出発にしてほしい」。
トラブルメーカーの印象が根付いた現在、興毅は3階級制覇を目指し、大毅は資格停止の解ける10月以降の復帰を待つ。身分は東日本協会に預ける要望を出した。12日に開かれる定例理事会で諮られるが、これは一時的な対策。他のジムへ移籍するか、10年以上の日本ボクシングコミッション(JBC)ライセンス保持者を代表に立ててジムを新設し、独立するかを迫られる。
いずれにせよ、愚挙で招いた無宿の事態。自らを見つめ直すときでもある。(奥村信哉)

