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ダウンにも冷静…貫禄示す WBAフライ級王座防衛の坂田
このニュースのトピックス:亀田3兄弟
3度目の防衛にも、坂田は「偉そうなことを言える内容じゃない」と反省しきりだった。3回、警戒していた山口の右カウンターパンチを浴び、尻もちをついた。昨年11月の防衛戦でも1回にダウン。スロースターターという欠点を矯正し切れていなかった。
それでも「打ち合いならこっちに分がある」と気持ちを切り替えられるのが、王者の実力。4回以降は接近戦で有効打を重ねた。直前のハワイキャンプで計230キロを走破するなど、スタミナには絶対の自信を持つ。終盤の驚異的な挽回(ばんかい)に、所属ジムの金平桂一郎会長は「よくも悪くも坂田らしい試合」と及第点をつけた。
だが胸中は穏やかではない。坂田と、WBC同級王者で防衛2度の内藤大助(宮田)、同門でWBA同級1位の亀田興毅(協栄)が、世界のフライ級戦線で「3強」の地位を占める。坂田は王座に1年以上君臨しながら、知名度では内藤、亀田に後れをとる。
今月は内藤が防衛戦で引き分け、亀田の復帰戦も判定勝ちだっただけに、試合前日には「『フライ級は坂田』と言われるようになりたい。KOできれば」とKO宣言したが、実らなかった。内藤との王座統一戦についても「みんなが見たいカードだと思うが、まずは自分の課題を改善していく」と述べるにとどまった。(奥村信哉)

