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角界は特例か、暴挙の事実認識せよ 力士急死事件 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:「時津風」事件
大相撲の時津風部屋で起きた力士急死事件で、日本相撲協会は6日、大阪市の大阪府立体育会館で臨時理事会を開き、傷害致死罪で起訴された兄弟子3人を一審で有罪判決が出た時点で解雇、それまでは出場停止にすることを決めた。3人は幕下明義豊の木村正和(24)、序二段怒濤の伊塚雄一郎(25)、序二段時王丸の藤居正憲(22)の3被告。同罪で起訴された元時津風親方の山本順一被告(58)はすでに解雇しており、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「人が亡くなった重大性を認識しなければいけない」と述べた。同容疑で書類送検された現役の兄弟子2人は春場所を出場停止とした。
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一般的には逮捕された時点で処分を下すのも珍しくない。だが、協会は起訴された3力士の解雇を一審で有罪判決が出るまで先延ばしした。死亡事件でありながらの“温情”は、世間の常識とかけ離れていると批判されても仕方ない。
背景には師匠の言葉は絶対という相撲界の根強いしきたりがある。元時津風親方は否認しているものの、3力士は元時津風親方による暴行の指示を明言。処分には従うとしながら、「異論を挟めなかった」などと弁明する機会を求めている。
角界内では3力士への同情論も根強い。ある理事は「師匠にいわれたら、弟子は従うしかないだろう」と発言。時津風部屋のある力士も「弟子はかわいそう」と胸中を吐露している。
とはいえ、脅されるような形で犯罪に関与したとしても罰則は免れない。3力士の関与が限りなく従属的であったとしても、柱に縛り付けたり、金属バットで殴ったりして1人の力士を死に追いやった事実は重い。