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嘉陽、引き分け防衛に反省 世界挑戦へアピール不足
このニュースのトピックス:ボクシング
プロボクシングの日本ライトフライ級チャンピオン、嘉陽宗嗣(白井・具志堅スポーツ)が、負傷引き分けで2度目の防衛に成功した。1昨年10月の世界王座初挑戦で敗れてから3戦目。再び世界へ挑む足場を固めるつもりだった25歳は「見ての通り。ぱっとしない」とうなだれた。
11日の東京・後楽園ホール。同じ世界ランカー、左構えの国重隆(大阪帝拳)を迎え撃った。嘉陽は5回終盤に偶然のバッティングで右まゆを切り、傷口を見た医師は2度目のチェックで首を横に振った。拒む王者の願いも通じず、試合はこの回2分44秒で終了。ジャッジの採点は3人とも引き分けだった。
昨夏の初防衛戦後、両手親指付け根に骨折が見つかった。完治までのブランクの影響をやんわり否定し「相手に合わせちゃった」と、挑戦者の巧みで執拗(しつよう)なクリンチにてこずった試合を振り返った。
これまで練習で嘉陽と拳を交え、試合を見守った世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の内藤大助(宮田)は「おれだったら、クリンチを振りほどいて殴る。そうしないとズルズルはまる」と苦戦の理由を挙げた。
かつて世界ライトフライ級に君臨した具志堅用高会長は「スカッと勝ったら、(世界王者側に)話を持っていく予定だった」と明かした。同郷、沖縄のまな弟子は世界挑戦へのアピール不足を認め、「真剣に向き合っていかないと」とプロ初の引き分けをバネにする考えだ。

