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攻めて相星決戦へ 「東西横綱、理想の形」
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白鵬も、朝青龍も引かなかった。今場所6度目の満員御礼となった場内で横綱が攻めの姿勢で1敗を死守。横綱同士の千秋楽相星決戦が32場所ぶりに実現し、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「東西横綱がいる今場所の理想形」と評した。
先に土俵に上がった白鵬。右四つから琴光喜を押し込みながら、巻きかえられてもろ差しを許す。「危なかったが、すぐに投げたのがよかった」。最後まで離さなかった右のまわしを命綱に、豪快な上手投げで仕留めた。
朝青龍は白星を見届けてから土俵に上がった。左四つで魁皇を組み止め、右上手をがっちりつかむ。「踏み込みが良かった。出足を止めて自分のペースで取れたよ」。焦ることなくじりじりと前に出て力強く寄り切った。
両横綱の対戦成績は10勝5敗で朝青龍がリードしている。しかし、白鵬が力をつけてきた平成18年初場所以降は4勝4敗とがっぷり四つ。唯一の横綱対決となっている昨年名古屋は朝青龍が勝ったが、北の湖理事長は「勝負は五分五分で分からない」とみる。
土俵入りは不知火と雲竜、性格は静と動。役回りも対照的だ。「自分のすべてを出し切れればいい」と穏やかだった白鵬に対し、朝青龍は「楽しみだね。一番一番勝っていくだけだ」と闘志をかき立てた。(奥山次郎)
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