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因縁の稀勢の里、朝青龍下す 「ヒザ蹴り」リベンジに自画自賛 (2/2ページ)
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時間前には10秒以上もにらみ合った稀勢の里には、平成18年九州場所で蹴手繰りで勝った際、その奇策が横綱審議委員会で品格を問われた。昨年3月の春場所では、右ひざ付近に転がった相手を手ではたき、ひざを乗せる“ひざ蹴り”を見舞う場面も。日本人の若手有望力士に対する意識過剰な面も持ち合わせていた。懸賞13本(71万5000円)を手にした稀勢の里は「完ぺきな流れ」と自画自賛した。
2日目のジンクス−。朝青龍が横綱になって2日目に敗れた過去5度は、いずれも優勝を逃している。本人もそれを意識して注意深く取りながら敗れた。心と体はまだ一体となっていないのだ。朝青龍に土がついた姿を見届けた白鵬は「立ち合いですね」とライバル横綱の敗因を分析していた。
初日に続いて2日目も館内には「満員御礼」の垂れ幕が下りた。初場所2日目が大入りとなるのは、貴乃花と曙の両横綱が君臨した平成9年以来で11年ぶり。復活を期す朝青龍見たさのファンの熱は冷めていない。
言葉少ない朝青龍だったが、序盤で星を落としたことに周囲も表情を曇らせた。北の湖理事長(元横綱)は「全休の後は序盤の5日間が一番大事だ」。師匠の高砂親方(元大関朝潮)も「自分の流れになっていない」と指摘する。北の湖理事長は、横綱の復活とは「優勝」とノルマを課す今場所。朝青龍は「あしたは、あしたですね」。綱渡りの土俵が続く。(赤堀宏幸)



