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「Uの遺伝子」夢対決…桜庭が船木を骨折り葬! (1/3ページ)
K−1 PREMIUM 2007 Dynamite!!(12月31日、京セラドーム大阪、観衆=4万7918=超満員)Uの遺伝子は、オレが継ぐ−。かつて本格ファイトを追求した「UWF」の血を引く、“最後の大物対決”は桜庭和志(38)が1R6分25秒、7年7カ月ぶりに現役復帰した元パンクラス無差別級王者・船木誠勝(38)に羽根折り式腕固めで一本勝ちした。今春に計画される“400戦無敗男”ヒクソン・グレイシー(48)=ブラジル=とのレジェンド対決へ。最後のハードルを乗り越えた。
勝負勘、先を読む動き…。桜庭が冷静に相手の長期ブランクを突いた。
試合開始序盤、船木のパンチ、キックが思った以上に速いことを見切った。相手の左ミドルキックにタックルを合わせ、寝技へ。ここからは桜庭の独壇場。左まぶたから鮮血を滴らせながらも、船木を容赦なく殴りつけ、右腕を固めてねじり上げた。
「お互い年ですが、もう少し頑張りましょう」
1R決着だったが、濃密な時間を駆け抜けた桜庭が船木に握手を求め、笑顔を浮かべた。「想像以上にパンチもキックもタイミングがよくて、船木さんは強かった。寝技で殴ろうと思ってもガードがかたかった。リングに上がって『あっ本物だ』と思った」。船木が引退し、復活するまでの2775日。体をボロボロに痛めながら、闘い続けた桜庭が継続の力をみせつけた。
大会直前の公開練習では、漫画「巨人の星」でおなじみの大リーグ養成ギプスをまねた筋肉増強器具「ダイナマイト“ハイブリッド”養成ギプス」も披露。前日計量のときにも装着し、笑いを誘った。これも関心を集め、格闘技人気復興のため。ファンを思う桜庭のサービス精神は健在だった。
ともにプロレス出身。中学を卒業後、15歳で新日本プロレスに入門した船木はその後、UWF、藤原組を経て、パンクラスを創設。桜庭は中大4年で中退し、UWFの後継団体Uインターに入門した。プロレスのストーリー路線を敬遠し、本格路線を求めた2人の理念は同じだった。


