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【やばいぞ日本スポーツ】(1)世界選手権惨敗 実績偏重、進まぬ世代交代 (1/3ページ)
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「ここで取りこぼしなんて冗談じゃないぞ」。柔道全日本男子の斉藤仁監督は怒鳴った。今月7日の嘉納杯初日、アテネ五輪男子66キロ級金メダルの内柴正人が2回戦でモンゴル選手に敗れた。終了間際の逆転負け。返し技だった。
ショックな出来事は続いた。女子78キロ超級でアテネの女王、塚田真希が初戦の2回戦で、無名の中国人選手に敗れた。「緊張感がなかった」と塚田。北京五輪の代表選考は嘉納杯からが本番だ。第一人者の言葉としては、あまりに寂しい。エース級の谷亮子、鈴木桂治…ホスト国から7人もの欠場者が出た。
来春の最終選考に間に合えば…。そんな甘さが見え隠れし、どこか覇気がない。9月の世界選手権(ブラジル・リオデジャネイロ)で惨敗を喫したときにはあった危機感まで薄れている。
北京五輪を控えた今季は柔道以外にも陸上、水泳、体操などで世界選手権が開かれ厳しい日本の現実が浮かび上がった。
アテネ五輪では、この4競技にレスリングを加えた5競技で過去最多タイの金メダル16個(柔道で8個)を積み上げた。
だが今季の金は、柔道が五輪種目でわずか1個、水泳もアテネの3個が1個、体操も1個からゼロになった。陸上も夏の地元大阪開催で、メダル候補が次々失速し、銅メダル1個の寂しい結果に終わった。
厳しい結果に、日本オリンピック委員会(JOC)は、北京五輪で獲得できる金メダル数を「現状では5個」と分析した(銀6、銅16)。一体、原因は何なのか。