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朝青龍復帰に便乗、報道陣から入場料徴収 大相撲天草巡業
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熊本県天草市で4日行われた大相撲の冬巡業で、主催者である勧進元の大相撲天草場所実行委員会(益田政昭委員長)が、取材する報道陣に1社あたり1万円の入場料を請求した。スポーツ取材で報道陣に入場料を請求するのは極めて異例。勧進元と報道側の話し合いはつかず、19社が入場料を支払った。
勧進元は当初、報道側に入場料を請求する予定ではなかった。しかし、朝青龍が復帰して報道陣が殺到する見込みになったことから、10日ほど前になって請求することを決定。牛深商工会議所会頭でもある益田委員長は「550万円ほどの赤字が見込まれて苦しかった。朝青龍の復帰で多くの報道陣が訪れるのが予想されたため、少しでも収益を増やしたいと考えた」と説明した。天草巡業には約1900人が来場。観客の入りは7割程度だった。
巡業は日本相撲協会から興行権を買った勧進元が運営し、原則的に協会は口を出せない。報道側の依頼を受けて仲介にあたった玉垣親方(元小結智乃花)は「相撲報道は協会の発展に寄与しており、自由に取材してもらいたい。しかし、協会に勧進元の意向を覆す権限はない」と話した。
3日の福岡県柳川市での巡業の勧進元も報道陣に入場料の支払いを求めたが、交渉の結果、取材は自由となっていた。
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このほど、東京都内で開かれたスポーツジャーナリストセミナーで国際スポーツ記者協会(AIPS)のジャンニ・メルロ会長は「報酬の請求は、報道の自由に対する侵害」との立場を明確にし、インタビュー料の支払いにも否定的だった。立教大学社会学部の門奈直樹教授(マスコミ論)は、通常の取材活動は無償であるべきとしながらも、「自社の宣伝やタイアップ記事のような場合など、本来の報道活動と違う場合には、謝礼が生じることもあり得る」とした。