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【記者ブログ】タイガーV〜英雄伝説は永遠に… 清水満
18ホールに及ぶプレーオフ。タイガーが絡むトーナメントはドラマを生み出す。フロント・ナインで、3打リードしていたが、メディエイトが後半3連続バーディー…。そして最終18番を迎えた時、タイガーは1打リードを許していた。しかし、そこから“タイガーの奇跡”を魅せる。2オンしてのバーディーで追いつく。ミラクル・タイガーの真骨頂である。
19ホール目。ここからはサドンデス。7番パー4,タイガーは右フェアウエーをキープ、8メートルに2オンさせた。メディエイトは左のバンカーに入れた、再びラフから、3オンも7メートルを2パットのボギー…。
タイガーはOKパーで91ホールの長い戦いは、タイガーのものとなった。全米オープンは2000年、2002年に次いで3度目、全英オープン(3度)、マスターズ(4度)、全米プロ(4度)のメジャー14勝目になるが、これで史上2人目の“トリプル・グランドスラム”の達成は見事である。
2000〜2002年当時は、ぶっちぎってのUSオープンの優勝だった。タイガーだけが異次元にいた。その魅力もいいが、いまのタイガーの“ヒーロー性”はハラハラ、ドキドキさせて、これもまた魅力である。
誰もが思っても見なかったようなプレーを生み出す“カリスマ性”に外ならないが、その土壌にあるのが、今回もそうだが、奇跡の前の“トラブル”…。こんなエキスが必要アイテムである。
多くのギャラリーを引き連れ、ショットの後に、「あっ、あそこからはダメだ…」と思わせる。普通ならソコで終わりだが、タイガーの凄さは苦境脱出である。
3日目の17番パー4、ラフからの2打目はグリーン手前のラフ…。しかし、そこからチップショットしたら、「あっ、強い、オーバーする」という打球は、ワンバウンドしてピンに当たってのバーディー。そして最終18番パー5では、2オンさせてのイーグル。最終日も、18番のバーディーで追いつき、プレーオフに持ち込み、18ホールのプレーオフでも、最終18番のバーディーで追いつく。
観るものにしてみれば、常に、絶体絶命に追いつめられたシーン、“タイトロープ”から生還する。格好いいヒーローに外ならない。
映画のヒーローがいる。『007シリーズ』のジェームス・ボンドであり、『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントであり、『ダイハード』のマクレーン警部の危機回避に似ている。
タイガー・ウッズの“英雄伝説”は続く…。
<2008/06/17 06:18>
▼「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/
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