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【スポーツコラム】清水満のSPORTS+ ネオンサインは再び輝くか
42丁目と6番街、ブロードウエイが交差するニューヨーク最大の歓楽スポット、タイムズスクエア。色とりどりのネオン・サインが光りを放つ。そこには世界中の観光客が集まる。いま、何が一番“旬”なのか。そこに掲げられてあるネオン・サインは企業のステータスでもあった。
ここ数年、何度かニューヨークを訪れて変化に驚かされた。夜中でも真昼のようなネオンの輝き…。20年以上も前から変わらないが、そこにある看板は内容には大きな変化が…。
『LG ELECTRONICS』『SAMSUNG』…。韓国の総合家電・電子製品メーカーなどの所狭しと幅を効かせていた。かつては『SONY』『PANASONIC』など日本企業が席巻していたが、いまやすっかり影を潜めている。日本企業の元気のなさ?が、こんなところにも表れていたのである。
そんな折、世界戦略の一環として松下電器産業が今年の10月に社名を『PANASONIC』に変更する。そして“広告塔”としてゴルフ界の新星、石川遼(16)と5年5億円(推定)のスポンサー契約を結んだ。石川の夢は「目標はタイガー・ウッズ。将来はマスターズで勝つこと…」。こちらも常に世界を見ている。松下が世界戦略を掲げたとき、未来あるさわやかな青年が出現した。お互いが世界へ…。この縁組に石川のツキを感じた。
ツキも実力のうち? いくら力があっても、タイミングが合わなければ“縁組”はない。石川は昨年、プロのトーナメントで史上最年少優勝、8試合で仮賞金は約2500万円(アマゆえ無報酬)。力もある。優勝者および賞金ランク上位25位以内で争われた日本シリーズでは、最も難易度が高い18番ショート(東京よみうりCC)で、最終日唯一のバーディーを奪うなど、「不思議な力がある」(選手会長の深堀圭一郎プロ)。神が与えた?力なのか。
ニューヨークのタイムズスクエアに再び日本の看板が光り輝く。ソレを実現できるかは、遼の腕に懸かっている…なんて夢もいいかもしれない。
(編集委員)