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【日本の野球力】第4部(3)地域が支えるクラブチーム (1/2ページ)
このニュースのトピックス:日本の野球力
プロの独立リーグが全国に誕生する一方で、都市対抗野球などアマの大会を目指すクラブチームも各地に広がっている。
「どうせやるなら、これまでにないチーム作りをしよう」。OBC高島(滋賀)の伊藤剛吏(たけし)監督が就任時に決意したのは、「地域に根ざしたクラブチーム」だった。
伊藤監督は近畿大学卒業後、実業団を経て1996年に三菱自動車京都へ移籍し、都市対抗野球本大会にも出場。引退後は東京本社の人事部に務めていたが、2002年にかつて所属チームの休部を進めるという辛い経験を味わうことになった。
「企業チームの休部は、わかりやすいリストラとして利用されるんだ」と悔し涙を流しながら、同時に「三菱がこの状況なら、他の企業チームもなくなるかも」と強い危機感を抱いた。当時関西には強豪の企業チームが多数あったが、確かにチーム数や採用数が縮小傾向にある。
こうした状況では、高校や大学で芽が出なかった選手は現役の道を閉ざされてしまう。そこで新たな受け皿のスタイルを模索して行き着いたのが、チームが“地域の財産”になることだった。
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OBC高島を誘致した滋賀県高島市はチームが誕生した2005年、県北西部の6町村が合併して誕生した。住民の高齢化と過疎化に悩む地域にとって、若い選手たちはそこにいるだけで、貴重な財産になる。
伊藤監督はスポンサー集めと同時に、企業に選手の雇用を求めた。選手は平日の夕方まで受け入れ先の企業で働き、午後6時半から市内のグラウンドで練習する。現在「公式パートナー」として登録される企業は24社。正社員で雇ってくれる企業も増えている。
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