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【WBC強化試合】あぁ〜ダルビッシュ 制球難で二回降板
このニュースのトピックス:パ・リーグ
マウンドへ歩み寄った山田投手コーチに続いて、原監督も一塁ベンチを飛び出した。二回二死満塁から9番・カールセンの二塁内野安打で先制点を許した直後。指揮官は、先発ダルビッシュの降板を決めた。
「オオー!」。球場全体が大きなどよめきに包まれる中、ダルビッシュは表情を変えることなくマウンドを後にした。下がったベンチでは、チームメートから声をかけられたが、ただうなずくばかり。前日に「本番のつもりで、結果にこだわりたい」と意気込んでいただけに、ショックは大きかったようだ。
投球数は42球。だが、本来の調子とはほど遠いことが、十分にわかってしまう内容だった。降板した二回は先頭打者に四球を出すと、続くライジンガーにはスライダーがすっぽ抜けて死球。二死後に再び四球を出して直後に先制の内野安打を浴びた。変化球が大きく外れ、150キロを超える直球も、勝負にいった場面で高めに浮く場面があった。
滑りやすいWBC公式球への対応に、時間を費やしたはずだった。日本ハムの名護キャンプでもWBC球で練習し、内野ゴロなどバットに当たっただけで少し変形することにも気づいた。このためシート打撃では、わざわざ変形したボールを使って投げ込み、「大丈夫。対応できました」と手応えを得ていたのだが…。
おまけに、この日は京セラドーム大阪のマウンドが、米国の球場のように粘土質の硬い土でかためられた。WBC球の影響か、マウンドのせいか、それともその両方か。いずれにしろ、日本代表が誇る「先発3本柱」の一角が大きな不安に包まれた。(田中充)
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