ニュース: スポーツ RSS feed
真弓効果?金本効果?阪神宜野座キャンプ盛況
沖縄・宜野座村で行われている阪神キャンプの観客動員が好調だ。真弓明信新監督の春季キャンプデビュー、天候にも恵まれていることに加え、昨年はリハビリで不在だった金本が参加しているからだという。宜野座は、世の中の不景気とは無縁の世界のようだ。(三木建次)
1日のキャンプインから6日(5日は練習休日)まで、5日間の観客数は延べ1万200人(球団発表)。5900人だった前年同時期の2倍弱にも上る。昨年のキャンプ序盤は雨が多かったが、今年はまだ1度も雨が降っていない。Tシャツ1枚で見物できるほどの陽気のもと、フレッシュな真弓監督の姿が注目を集めている。
「本当のところ、不況でお客さまも昨年より減るだろうと考えていました。天気もいいし、真弓新監督を迎えたことが増えた原因ではないでしょうか」と酒井靖史広報部長は分析する。
もうひとつ大きな理由がある。金本の存在だ。昨年は、オフに手術した左ひざのリハビリを米ロサンゼルスで行っていたため、宜野座キャンプは不参加だった。
今年、阪神キャンプの見学ツアーを10回(宜野座7回、安芸3回)企画した阪神アイビートラベルの三和雅子係長は「金本人気」のすごさをこう語る。「おかげさまで今年の沖縄のツアーは完売しました。昨年は金本選手が宜野座キャンプにいかないと報道で知ったお客さまからキャンセルが相次いだんです」
球場のグッズショップの売れ筋ランキングもトップは真弓監督の商品ではなく圧倒的に金本選手。営業担当者は「売り上げは全体的に昨年よりもアップしていますが、気になるのは、金本さんの商品の在庫が少なくなってきていることです」とうれしい悲鳴をあげる。
金本は現在、昨オフに左ひざを再手術した影響で別メニュー調整。しかし大勢のファンから「頑張ってください」という声援が飛ぶなど、「キャンプの主役」の周辺は常に熱気にあふれている。
そんな中で、顔をしかめているのは、球場にある露天の沖縄そば屋さん。「お客さんですごくにぎわっているんですが。これだけ暑いと商売あがったりです」。宜野座景気の恩恵をうけられず渋い表情だった。

