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「4番DH」最後の打席も強振 清原らしく引退 (1/2ページ)
「4番、指名打者、清原」のコールに球場全体が割れんばかりの大歓声に包まれる。一世一代の大舞台。清原は最後まで清原だった。
まずは満員のファンの期待にバットで応えた。2年ぶりに先発出場。六回の第3打席で、カウント2−1から、杉内の真ん中の直球をたたいた打球は、右中間を真っ二つに破る。痛む足を引きずるように二塁へ駆け込んだ。ベース上で白い歯がこぼれる。
「次に打つ本塁打が一番、心に残る一発になる」。求め続けたプロ通算526本目は4度の打席でついに飛び出すことはなかった。
それでも清原の顔はすがすがしい。「中途半端なスイングだけはしたくなかった」。ストライクはすべて振った。豪快なフルスイングを貫いた。
とにかく絵になる男だった。「番長」と呼ばれ、188センチ、104キロの公称よりはるかに大きく見える身体が醸し出す雰囲気は圧倒的な迫力に満ちていた。
その半面、よく涙を見せた。試合後のセレモニーでも号泣した。怒り、喜び、苦しみと、素直に感情をさらけ出す姿にファンは引きつけられた。
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