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清原復帰も、厳しい現実
このニュースのトピックス:パ・リーグ
「ウォーッ…」。スタンドがわいた。清原が七回代打で登場、一昨年9月8日以来の695日ぶりの一軍…。真っ黒に日焼けした男は、豪快スイングで三振。しかし、歓声はこの夜一番だった。
本拠地・京セラドーム大阪。「やっぱ、拍手がうれしかった。歓声がすごく聞こえて。けど、頭の中が真っ白になってもうた」。骨軟骨移植手術して再びグラウンドに戻った例はない。だから特別である。「思い切って3球とも振れた。打席に立てる喜びを感じた」。突然、前日「野球人生の最後だと思って…」と“引退覚悟”発言、復帰に歓喜はあったが、チーム貢献にはほど遠かった。
人それぞれ、生き方がある。ソフトバンク・王監督は40歳でバットを置いた。「もう30本(本塁打)打てる自信がなくなった」。ブランドを汚さない流儀。根底にあるのは「プロは魅せてナンボだからね」。今月で41歳を迎える清原は通算525本塁打の栄光を刻んできた。痛む体にムチを打って続け、大観衆に酔うのが清原流儀なのか。“動けぬ男”に登場場面を作らざる得ない大石監督の苦慮も、また現実である。
清原を封じ、王監督は試合に勝った。「清原は1打席だけって、まだシンドイのかな。彼なりの判断で復帰したんだし、何とか頑張って…」と気遣った。流儀は違うが、もうひと花は咲かせてほしい…とは思っている。(清水満)
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