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「夢は米ゴルフツアー参加だった」 50歳を迎えた巨人・原監督

2008.7.22 20:41
このニュースのトピックスセ・リーグ
原辰徳監督=甲子園球場(今野顕撮影)原辰徳監督=甲子園球場(今野顕撮影)

 「49歳でアメリカへ渡り、50歳のときにゴルフのシニアツアーに参戦。全米シニアで同世代のグレグ・ノーマンやニック・プライスと戦う。37歳で現役引退したとき、そう思ったんだ」。この日、50歳の誕生日を迎えた巨人・原監督は壮大な夢があったことを明かした。

 ゴルフの腕前は球界屈指だが、冒頭の話は、やはり夢物語でしかない。3歳から野球を始め、高校時代には有名選手になり、巨人でも4番を張った男の現実は、常勝を義務づけられた巨人の監督だった。

 午前中には日課である約1時間の散歩。阪神との一戦に備えた。試合前には“50代初ノック”で、選手会長の二岡に闘志を注入。序盤から荒れる戦況をベンチから鋭い眼差しで見つめた。

 バット一本でスター街道を切り開いた指揮官だが、引退後に痛感したのは「人生は他動的」ということだった。指導者になるという新たな目標は、努力だけではどうしようもできない。評論家時代は「野球博士になってやろう」とネット裏から野球を見つめ直した。「信念、矢をも通す。他動的であっても準備さえしておけば、人生は広がる」。

 努力と信念は報われ、2002年に巨人の監督に就任。1年目から日本一を達成したが、2年目に連覇を逃して監督交代の屈辱を味わう。再び05年から監督を務め、昨季は5年ぶりのリーグ優勝。自ら「激動の40代」と振り返るこの10年は山あり、谷ありだった。

 そして、今季の目標は「日本一の奪回」。かつて描いた夢とは異なる野球の戦場で、原監督は勝つためにタクトを振るう。(田中充)

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原辰徳監督=甲子園球場(今野顕撮影)
ベンチの原監督
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