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【記者ブログ】パンチョの命日〜メジャーを愛した男の7回忌 清水満
7月4日、そうだパンチョの愛称で親しまれた伊東一雄さんの命日である。2002年に亡くなった。7回忌になる。いま生きていらら、日本人のメジャーでの活躍をどう見るのだろうか…。
幼い頃からFEN(極東放送)のラジオから流れるメジャー放送を聞いていた。「ゲーリック、ディマジオ…。その瞬間を“聞いていた”もんだよ」
もちろんパ・リーグに勤務する傍ら何度も渡米して、本場のメジャーに接してきた。知己は多い。若い日本人記者がメジャーの球場で走り回っていると、現地の関係者に呼び止められて、
「パンチョは元気かい?」
米国のメジャー関係者は、日本人は、皆、パンチョのことを知っている、と思っているくらいだ。だから、米国での“パンチョの紹介状”は、ほとんどフリーパスである。
「今度、アメリカにメジャーを見に行こうと思っているんですが…」
パンチョに相談すると「よし、どこ行くんだ? オレがその球団に紹介状を書くからよ。窓口にもっていけばいい。パスを出してくれるからね」
威力は抜群だった。生前、何度かお世話になった。そんなパンチョの夢は、日本人メジャーリーガーの本場での活躍だった。
「いつの日かね、日本人が縦横無尽にヤンキースタジアムなんかを走りまくるんだ。いいじゃないかい。昔は16球団だったけど、いまは30球団になったから、チャンスは十分ある。メジャーは昔は超一流と一流しかいなかったが、いまはそれ以下の選手もいる。日本にはメジャー同レベルで計ったら、一流選手は何人かいるし、面白いよ」
ドジャースの野茂英雄、ヤンキース伊良部秀輝、マリナーズのイチローのプレーは見ることが出来たが、松井秀喜以降は、残念ながらの結果になった。
今季は開幕15選手のメジャー登録、そしてその後に田口壮(フィリーズ)、野茂英雄(ロイヤルズ)のカムバックで、日本人勢力はメジャーでも一大勢力となっている。もし、パンチョが生きていて、米国にひょっこり顔を出したら、「どんなもんだい、やるだろっ、日本人も…」と、大きなお腹を突き出して笑うに違いない。
7月4日は米国独立記念日でもある。この時点で首位にいるチームが昔から優勝に一番近い、といわれている。
今季、ア・リーグ東地区のレイズ(岩村)、ナ・リーグ東地区のフィリーズ(田口壮)、同じくナの中地区ではカブス(福留)が首位にいる。何と日本人3選手が“優勝がらみ”である。
パンチョが後押ししているのかも知れない!?
そういえば、パンチョは東京銀座のビアホール、『ライオン』が好きだった。7月14日、関係者の偲ぶ会がある。いまのメジャーの現状を伝えなきゃ…。
<2008/07/04 14:02>
▼「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/