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前回の屈辱晴らす ヤクルト・村中、八回途中まで無失点
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前回の登板で味わった悔しさを払拭(ふっしょく)する125球の熱投だった。ヤクルトの3年目村中が、八回途中まで無失点。この日の登板まで連続無失点を続けていた19歳年上の広島・高橋に投げ勝った。「試合の途中でも投球を修正できるようになった」。若き左腕は胸を張った。
3日の巨人戦(神宮)では九回一死まで無安打。だが、大記録目前で勝ち越しを許し、一転して敗戦投手となった。それでもショックを引きずらなかった。巨人戦直後にビデオで投球内容をチェック。直球が良くなかった反省点を生かし、終盤まで腕の振りを意識して140キロ台の直球を中心に攻めの投球をした。
「開幕直後は立ち上がりが心配だったけど、今では本当に落ち着いている」。大事を取って八回二死で降板させた高田監督だが、日々成長を続ける20歳に目を細めた。
山梨・東海大甲府高から高校生ドラフト1巡目指名で入団したが、昨年までは未勝利。だが、昨年のプレ五輪(北京)で日本代表に選出され、シーズン後はハワイのウインターリーグに参加して経験を積んだ。「若いときの井川(ヤンキース)に似ている」と話すのは阪神の井沢スコアラー。他球団が警戒を強める存在になりつつある。
ガイエルの14試合ぶりの本塁打も飛び出して、チームは再び3位に浮上した。「現在の投手陣に打線がからめば、開幕の勢いは出てくる」と指揮官。“混戦”のAクラス争いに光が見えてきた。(浅野英介)