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小笠原先制3ラン、今季初の3連勝も「もやっとしています」
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きまじめな小笠原らしいフレーズだった。とりを務めたお立ち台。「もやっとしています」が第一声だった。
一回無死一、二塁。バントの構えをした初球、見逃しのストライクをとられた。高橋に完封された19日の広島戦は好機にバントを決められず、併殺打に終わっている。同じ失敗はできなかった。
2球目を痛打した。内角低めの難しい球を、右翼席へライナーで運ぶ先制3ラン。今季は前日まで右投手を打率・452と打ち込む一方、左腕には・089。「何とかしなければいけない」との強い思いが、原監督が「野球人として尊敬する」と脱帽して迎えた一発に結実した。
「打つには打ったけど、もやっとしている」。ヒーローはバントを気にして喜び半分だったが、この本塁打が今季初の同一カード3連勝をたぐり寄せた。湿りがちだった打線が3試合連続で6得点。土肥、那須野を沈め、チームが苦手とする左腕を崩した。
さらにプロ初の4安打を放った坂本の1番が定着しつつある。谷も復調傾向で阿部は今季初本塁打。最下位の横浜が相手とはいえ、上昇の兆しが出てきた。
きょう25日からは2003年以降、シーズン勝ち越しがない阪神と戦う。つかみつつある気流に乗るか、失速するか。「あしたから、頑張ります」。原監督の大きな声が会見場に響き渡った。(佐藤正弘)

