ニュース: スポーツ RSS feed
新1、2番コンビが躍動 巨人
このニュースのトピックス:セ・リーグ
バットを振り抜いた亀井は一気に三塁を陥れた。四回、敵失で1点を先制してなお二死一、二塁の好機。左翼フェンスを直撃する走者一掃の三塁打を放ち、巨人が3−0とリードを広げた。
二死一塁から好機を作ったのは、初めて1番で起用された坂本の右前打だった。いつもは下位の19歳は試合前に亀井と「2人で盛り上げる」と誓い合った。その新1、2番コンビが、首脳陣の期待にしっかり応えた。
巨人はこの日、打順を大幅に入れ替えた。リーグトップの8本塁打を放つ1番打者の高橋由を4番に据え、中日3連戦で不調だったラミレス、阿部、ゴンザレスを5番以降へ一つずつ下げた。
打線の低迷が理由だ。試合前までのチーム打率が・216でリーグワースト。総得点も同5位の51しか挙げていない。二岡が故障で離脱し、不振の李承●(=火へんに華)も2軍落ち。阿部も打率1割台と調子を崩し、大型打線の前評判からはほど遠い惨状だ。
「今のうち(チーム)は“1点打線”だからな」。原監督は、広島へ移動する新幹線の駅のホームで自嘲気味につぶやいた。打開策として下した決断が、元気な若手を積極的に起用する「現時点での最善策」を選択することだった。
とはいえ、柱になれる選手の不在は解決していない。しばらくは、“日替わりヒーロー”で勝っていくしかない。(田中充)

