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【記者ブログ】巨人ブランドは消え失せた〜ダルヴィッシュと岩隈の戦い 清水満 (1/2ページ)
こんなにドキドキしたのは久しぶりである。時を刻むたびに、胸が締め付けられるような不思議な感覚になる。息さえ詰まる。インタバルになり、ほんの瞬間、緊張が途絶える。大きな深呼吸さえしてしまう。息苦しいが、とても素敵な時間が過ぎていた。
東京地方は雨…。でも、なぜか午後6時前にはテレビの前にいたかった。雨は関係ない。関東地区では、横浜ー巨人、ヤクルトー広島の試合が中止になった。大阪では甲子園の阪神ー中日、そう“アニキ”金本のあと1本にせまった2000本安打があったが、なぜか気になるのは札幌であった。たとえ、すべてのゲームが行われたとしても…。
日本ハムー楽天。ダルビッシュと岩隈というエース対決。チーム主体という感覚で見るなら、それはひいきのチームがあるだろうが、“野球ファン”という立場なら何を見る?
「それって、絶対、最高のシーンじゃん。見たいね…」
何人かに問うた時、みなが日本ハム−楽天を叫んだ。
CSのGAORAにチャンネルを合わせる。ダルビッシュが150キロ近い速球に、スライダー、フォーク、カーブ…。この夜は、ややシュート気味に落ちるツー・シームを多投していた。楽天の打線が機能しない。
日本ハムの吉井投手コーチはこう表現した。
「スコア、状況もきにせず、対戦相手にも影響されず、普段通りのダルビッシュだね」
岩隈も負けていない。それどころか、ダルビッシュ以上のピッチングを魅せる。ストレート、スライダー、カーブにフォーク…。特に右打者の外角の制球力は抜群であった。しかも、最近は、ひじに影響が出る、ということでシュートを投げたがらない投手が多いが、ここぞというときに、鋭く右打者の内角をえぐるシュートを投げていた。抜群の制球力は、こんなシーンにも表れている。
3回裏2死から紺田を四球に出した。次打者のカウント2−1から、2球もピッチドアウトして、敵が動いて2盗するのを楽々刺したのである。
6回までノーヒットノーランの岩隈。7回無死から森本に初ヒットを許し、四球と敬遠などで1死満塁とされ、左翼に犠飛を許した。
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