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攻守充実していた沖縄尚学
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9年ぶりに頂点に立った沖縄尚学(沖縄)はエース東浜の制球力が抜群だった。終盤に逆転勝ちした準決勝など好機に畳み掛ける集中打は目を見張るものがあった。3失策と守備も堅く、前回の優勝時のエースだった比嘉監督の采配(さいはい)も光った。
初出場で準優勝した聖望学園は大黒柱の大塚が決勝を除く4試合を、ほぼ一人で投げ抜いた。先攻逃げ切り型のチームで、準決勝までは一度のリードも許さなかった。
4強組の東洋大姫路(兵庫)は佐藤が2完封。落ち着き払ったプレートさばきは見事だった。千葉経大付は大胆な守備シフトを見せたが、失策から崩れたのは残念。
大会前に2強の呼び声が高かった常葉学園菊川(静岡)と横浜(神奈川)はベスト8にも残れなかった。3回戦で足をすくわれた前回覇者の常葉学園菊川は、春の連覇が難しいことを印象づけた。初戦で敗れた横浜は、大型チームにありがちなもろさを露呈した。
3校が出場した21世紀枠は初めて全チームが初戦を突破。初出場校も9校のうち7校が初戦に勝ち、健闘した。
1点差は13試合、2点差は12試合と接戦が多かった。完封は11。そのうち、1−0は5試合あった。春は投手が有利ということをあらためて実証した形になったが、強打者が不在だったのも確か。注目を集めた智弁和歌山(和歌山)の坂口も精彩を欠いた。
試合時間は1時間27分を最短に、1時間台が13試合と、高校野球らしくきびきびした動きが目立った。球場の改修で狭くなったファウルグラウンドの影響は見当たらなかった。(福田)