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楽天・山崎 ベテランの味
このニュースのトピックス:パ・リーグ
楽天がロッテに圧勝。その約6時間後、ソフトバンクが日本ハムに敗れ、楽天は創設4年目で初の単独首位に立った。
歴史的な日を演出したのは山崎武だ。三回、待望の通算300号メモリアルアーチ。激しい雨の中、ゆっくりとベースを1周する山崎武の口元は緩みっぱなしだった。
平日のデーゲームにもかかわらず、足を運んだ1万5018人のファンに宣言通りの一発をプレゼント。「仙台で決めたかったからね。朝起きたときから考えていた。打ててホッとしているよ」
3月26日の1号から5試合の足踏み。4日からは1週間の遠征のため、「仙台で決める」の誓いは実質的にこの日がラストチャンスだった。「肩の荷が下りた」という五回の第3打席では3号3ラン。球団記録を更新する7連勝を決定づけた。
快進撃のきっかけを作ったのも、プロ22年目のベテランだった。開幕4連敗を喫した夜、落ち込む同僚を集め、「たったの4連敗じゃん? 気にすることない。思い切りやろうよ」と暗いムードを吹き飛ばした。その翌日に自ら1号を放って初白星につなげると、連勝街道は始まった。
野村監督から、配球を読む重要さなどを指導され、昨年の本塁打、打点の2冠に結実。それだけに野村監督も上機嫌だ。「監督がニコニコしているとチームの雰囲気もいい。この波に乗って一気にいきたいね」と山崎。春の嵐を巻き起こす主砲は「15(連勝)まで行っちゃう!?」とファンを喜ばせた。(越智健一)