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代役初出場が大仕事 聖望学園 選抜高校野球
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二回一死満塁と追加点の好機に、聖望学園の村田がスライダーをとらえた。打球は右中間を破り、走者2人が生還。
174センチ、61キロの背番号「15」は応援席に向かってガッツポーズ。「観戦に来る弟2人に『兄ちゃんがかっこいい姿をみせてやるからな』と約束してたんです」
甲子園での試合はもちろん、公式戦も初出場だった。昨夏前に右ひじを疲労骨折。しばらくボールを投げられず、秋の大会もベースコーチとしてベンチ入りした。
だが、岡本監督はひじが治ってからの冬場練習をみて「必死でやっているし、力をつけている。ひょっとしたらいけるかも」と注目していた。
今大会の初戦に遊撃手で出た小名木がかぜによる腸炎でダウンすると、監督は迷わず村田の起用を決めた。「きょうは頼むぞ」「任せろ!」。レギュラーを争ってきた小名木に試合前誓った通りの働きを見せた。「うちにとって大きなタイムリーだった」。監督も予想を上回る活躍を喜んだ。
1918年、寿多館(すたかん)蚕業学校として創立された共学校。野球部は82年に創部され、現在の部員は56人。門倉健(巨人)、鳥谷敬(阪神)らがOBの初出場校が8強に初名乗り。夏の大会では03年に8強入りしているが、「これで全国制覇が見えてくる」。村田は力強くうなずいた。(三浦馨)


