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敦賀気比応援スタンドに開幕直前に急逝の元監督の遺影
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甲子園球場で開催中の第80回選抜高校野球大会で26日、敦賀気比(福井)を応援するスタンドに、大会開幕前日の21日に64歳で急逝した元監督、渡辺孝一さんの遺影が飾られた。渡辺さんは応援を楽しみにしていたといい、教え子の保護者らは「選手の晴れ姿を見て喜んでくれたのでは」と故人をしのんだ。
渡辺さんは平成4年に監督に就任し、6年夏を最初に春夏合わせて4回、チームを甲子園に導いた。退任後の今年1月、体調を崩し入院。教え子でプロ野球・広島カープの選手、東出輝裕さん(27)の父、光さん(54)によると、2月上旬に見舞った際には「また(敦賀気比の)縦じまのユニホームが甲子園で見られるなあ」とうれしそうだったといい、急逝を知って遺影と一緒に訪れることを決めたという。
渡辺さんは科学的トレーニングを取り入れる一方、気の緩んだ失策があれば選手を交代させるなど、精神面も重視。「主将だったうちの息子には特に厳しかった」と光さん。また、選手の自主的な居残り特訓に付き合うなど、人情家でもあったという。
この日、敦賀気比は敗れたが、光さんは「頑張ったプレーを見て、安心して天国にいってくれると思います」と話した。

