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【スポーツコラム】清水満のSPORTS+キャンプ事情、日米で”温度差” (1/2ページ)

2008.2.19 17:19
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 プロ野球キャンプは終盤に入り、メジャー球団もキャンプインした。球春、華やかである。同じような環境だが、両者にちょっとした“差”がある。選手と監督の“距離感”である。日本のソレは上から目線…。以前、楽天・野村監督が話していた。

 「管理者は好き嫌いで選手を使ってはいかん。だから普段から距離を持って接することが必要やな。そして褒めるだけではなく、時には叱ることも…」。経験を積んだ監督が部下を教える…図式である。日本球界はこの手の監督がほとんどである。ある種、威厳が大事な要素となっている。

 メジャー流は“同じ目線”である。練習中、監督と選手たちの間で、ジョーク合戦があったりする。熟成度の差もあるが選手とは、疑問点があるなら徹底的に話し合うコミュニケーションを基本としている。キャンプ初日、ヤンキースの井川慶がジラルディ監督、キャシュマンGMと起用法で約40分間話したのが、そのいい例だろう。「選手を一番いい状態で動かし、勝敗の責任を取るのが監督の仕事」。トーリ監督がヤンキース監督時代に言っていた言葉。どっちにも利点はある。長くはぐくんだ文化の差なのか…。

 日本でも“同じ目線”で対応した監督がいた。長嶋茂雄である。1979年、チームには若返りが必要だった。V9戦士は峠を越えていた。若い素材はしかし、ミスターのカリスマ性に萎縮(いしゅく)さえしていた。起こした行動が選手の中に“下る”こと。選手とも余暇を過ごした。

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