ニュース: スポーツ RSS feed
力投も痛恨の1失点 孤軍奮闘のダルビッシュ
このニュースのトピックス:ドラフト
3連敗で瀬戸際に立たされたチームの命運を託されたのは「絶対的なエース」(ヒルマン監督)のダルビッシュ。今シリーズ2度目の登板となった背番号11が、孤軍奮闘の投球を見せた。
第1戦での133球の完投劇から中4日。CSで経験済みとはいえ、疲労の蓄積はあるはずだ。しかし、一回から井端、森野を連続三振に打ち取るなど気合十分の投球で疲れを感じさせなかった。
だが、エースも常に完璧(かんぺき)ではない。制球で生じた微妙な“ずれ”を中日打線は逃さなかった。二回一死二、三塁で7番平田に投じた4球目。外角への直球は高めに浮き、犠飛になった。先制点を許した右腕は悔しそうな表情を浮かべたが、11三振を奪って三回以降は七回までスコアボードに「0」を並べた。
シリーズの最中に球団初の沢村賞にも輝いた。だが、右腕にとって今、最も重要なのは勲章よりも結果。何より、今季限りで退団する指揮官のために勝利をささげたい気持ちが強い。「札幌ドームに戻るためベストを尽くしたい」というヒルマン監督の思いは、エースもまた同じだった。
だが、今シリーズを象徴する打線の不振がエースを苦しめた。1人の走者を出せないままの敗戦。エースの力投に報いることはできなかった。(浅野英介)

