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「シンジテマシタ」とヒルマン監督 日ハム再び歓喜の輪
このニュースのトピックス:日本シリーズ
九回、マイケル中村が最後の打者、橋本を空振り三振に仕留めると、歓喜の輪ができた。昨年、リーグ1位通過を決めた際に発した「シンジラレナイ」が流行語にもなったヒルマン監督の第一声は、再び日本語で「シンジテマシタ」。指揮官が確信した通り、日本ハムがリーグ連覇がフロックではないことを満員のファンの前で証明した。
最終戦までもつれたスシリーズを制した原動力はダルビッシュだ。第1戦で完投勝利し、今季初の中4日での登板。前日は強気一辺倒だった右腕だが、体調は万全ではなかった。
「数日前から風邪気味だった。最後は力が入らなかった」。鼻の通気を良くするテープを張って対処した右腕は、七回途中まで1失点の好投。降板する際に悔しげな表情を浮かべたが、成瀬に投げ勝ってシリーズMVPを獲得した。
右腕にはシリーズ前から秘めた思いもあった。今年3月に54歳で亡くなった2軍寮長だった菅野光夫さんの存在は今でも大きい。「寮長に日本一を約束しているから」。喫煙問題の際に親身になって世話してくれた亡き恩師に、成長した姿を見せられた。
4戦目まで打点のなかった主砲セギノールも最後に大仕事をやってのけた。成瀬から先制の3ランを放ち「最後にようやく対応できた」。今季長打力不足に泣き続けたチームは、大一番で効果的な本塁打に笑った。
CSには1勝のアドバンテージがなく「正直苦しかった」と森本は打ち明ける。それでも重圧を乗り越え、2年連続の日本シリーズ進出。成長を続けるチームを率い、指揮官が最後の戦いに挑む。(浅野英介)

