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ツキノワグマ激減の理由分かった 東・西・南日本で異なるDNA進化 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:生物
国内のツキノワグマが、独自に進化し、東、西、南日本でそれぞれ異なる遺伝的特徴を持つことが、独立行政法人森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究グループの調査で分かった。絶滅のおそれがある西、南のクマは東に比べ遺伝子タイプが極端に少なく、森林伐採などで個体数が少なくなった結果、遺伝的多様性も乏しくなったとみられる。研究グループは「多様性が乏しいほど、病気にも弱くなる。遺伝的にも絶滅の危機」としている。
研究グループは、各地で捕獲されるなどした本州と四国の697体のDNAの中の遺伝子を比較。朝鮮半島や中国などとの違いを確認したほか、国内のツキノワグマは、滋賀県の琵琶湖より東側の東日本グループ▽琵琶湖の西側から中国地方にかけての西日本グループ▽紀伊半島と四国の南日本グループ−の3種類の遺伝的特徴に分かれることを突き止めた。東日本では38種類の遺伝子タイプがあったが、西日本は16タイプ、南日本は4タイプしかなかった。
東日本を除くと個体数も少なく、国内に生息するとみられる1万5千頭のうち、西日本は千頭、南日本では2、300頭でうち四国は20〜30頭程度。生息域も東日本に対し限定的だった。
