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自在に操作できるカプセル内視鏡開発 苦痛軽減、精度もアップ
磁力を使って自在に遠隔操作できる自走式カプセル内視鏡の開発に、龍谷大学機械システム工学科と大阪医科大学第2内科の共同研究チームが成功し、京都市内で2日発表した。通常の内視鏡についているコードによる患者の苦痛を解消できるという。
すでにコードレス形のカプセル式内視鏡は開発されているが、自在に動かすことができず診察上問題があった。研究チームは犬での生体実験に成功しており、数年後の実用化を目指す。
開発された内視鏡は、直径14ミリ、長さ48ミリ、重さ約3・5グラム。イスラエルの医療機器メーカーが1999(平成11)年に開発したカプセル内視鏡に、磁石を内蔵した全長約13ミリのシリコーン樹脂などで作られたヒレと、発泡スチロール製の浮輪をつけた。
口から飲み込んで人体に影響のない交流磁場を体内で発生させると、ヒレに内蔵した小型磁石が振動し、魚が泳ぐように体内を進む。交流波形を変化させることで、速さや方向を自由に変えられるという。
昨年10月にビーグル犬を使った生体実験を行い、胃の内壁4カ所に取り付けた止血用クリップを検出できるか試したところ、任意の方向に動かして全クリップの撮影に成功した。
龍谷大の大塚尚武教授(材料力学)は「イスラエル製は医師が診断したい方向から観察できず、信頼性に問題があった。今回の内視鏡は、将来的には一度に全消化器官の検査を行うことも目指すことができる」としている。
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