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皆既日食まであと2カ月、天文ファン受け入れに頭悩ます 観測地のトカラ列島 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:科学
日本の陸地では46年ぶりに観測可能となる皆既日食の発生まで22日であと2カ月。6分にも及ぶ「今世紀最長」の天文ショーが観測できるトカラ列島(鹿児島県十島村)では、人口計620人の7つの島に1500人の天文ファンが押し寄せるとあって、十島村が受け入れ準備を続けているが、日程が読めない衆院選や新型インフルエンザの感染拡大などといった思わぬ“外敵”に頭を悩ませている。
「トイレも食事も船上で済ます。島には迷惑をかけないから漁船での入港を許可してほしい」。鹿児島市内にある十島村役場には最近、こんな電話が相次いでいる。正規ツアーにあぶれ、漁船などでの上陸を希望する天文ファンらだ。
村が大手旅行会社に委託した正規ツアーの料金は34万円以上。ツアーに同行する医師やスタッフら約350人の人件費、島での水道水の確保や仮設トイレ設置などの費用があるため、割高となっている。漁船などでの上陸を許せば、正規ツアー参加者との間で費用負担の不公平が生じてしまう。さらに「悪天候となっても、避難場所は1500人分で手いっぱい」(村の担当者)という事情もある。村は上陸自粛を呼びかけているが、「事前の問い合わせもなく、飛び込みで来る人がいないか心配」と頭を抱えている。


