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精子がらせん状頭部回転させ前進 モリアオガエル受精の仕組み解明
このニュースのトピックス:生物
樹上などに作った泡巣の中で卵を育てるモリアオガエルの精子(長さ約50ミクロン)が、尾の特殊な動きを原動力として、らせん状の頭部をコルク抜きを使うときのように回転させながら泡巣の中を動き回っていることを、京都大学理学研究科の久保田洋准教授(発生生物学)らの研究チームが突き止め、9日発表した。
動物の精子でこうした形態で動くものはほかに見られないといい、研究チームは「粘性が高い泡巣内で動くための巧みな運動メカニズムだ」としている。
研究チームは、生きたモリアオガエルの精子を、電子顕微鏡で詳しく観察。その結果、らせん状の頭部に垂直に付いた尾の部分(長さ約35ミクロン)をコイル状に巻いたりほどいたりする動きを繰り返し、この動力を頭部に伝えることで頭部を回転させ、糖タンパク質でできた粘性が高い泡巣の中で前進し、卵子に近づいていることがわかった。
生物細胞の中でこのようなメカニズムが確認されたのは初めて。研究チームは「泡巣を作るほかのアオガエルの仲間も、同じようなメカニズムで動いていると考えられる」としている。
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