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【科学】宇宙飛行士候補選出の2人 油井亀美也さん 幻に終わった“私設天文台” (2/2ページ)
自然科学系の知識が豊富で、電気工学を指導した遠藤哲郎・明治大教授(59)=当時防衛大助教授=は「好奇心旺盛でねばり強く、研究者に向いていると感じた。国際宇宙ステーションでの実験も本人の性に合っているのでは」と話す。
しかし、結局は難関のパイロット養成コースに配属。米国への留学で英語力を身につけ、宇宙飛行士の訓練でも使うジェット練習機「T38」の操縦資格を取得した。厳しい訓練に追いつくため、風呂で本を読む特技も身につけたという。
帰国後は太平洋上空で主力戦闘機「F15」を操り、音速の壁を突破。訓練では部下の戦闘機を引き連れ、一瞬で状況判断や決断を迫られるが、これも宇宙飛行士に求められる能力だ。高い技能が求められるテストパイロットも務め、さまざまな航空機で飛び回った。
「これからも苦難の道だが、戦闘操縦士やテストパイロットとしての精神を発揮し、宇宙からメッセージを送ってくれるだろう」。祝賀会で航空幕僚長の外薗健一朗空将(57)が太鼓判を押すと、参加した多くの上司や同僚がうなずいた。(小野晋史)
【プロフィル】油井亀美也
▽現職 航空自衛隊2等空佐。F15戦闘機などのパイロット
▽学歴 防衛大学校理工学専攻卒。卒論は電気回路の研究
▽趣味 歴史や心理学の読書。風呂の中でも読む。格闘技などのテレビゲーム、将棋
▽スポーツ テニス、ゴルフ。中学時代は軟式テニス部、防衛大時代は銃をかついで行進する儀仗(ぎじょう)隊に所属
▽自分の性格 人間関係を円滑にして場をなごませる。思いやりがある
▽モットー 人事を尽くして天命を待つ
▽好きな食べ物 すき焼き、ステーキなどの肉類。宇宙でもハンバーグを食べたい
▽身体 身長178センチ、体重77キロ
▽出身 長野県川上村
▽家族 妻と小学生の2男1女

