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幻の高級魚クエを“真水”で速成養殖 岡山理大専門学校 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:科学
岡山理科大学専門学校(岡山市)のアクアリウム学科研究チームが、真水に海水魚が生息できる環境機能を備えた「好適環境水」を使って“幻の高級魚”とされるクエの養殖実験を始めた。海面養殖だと出荷サイズの体長40センチになるまで3年かかるが、海水より成長が早く魚病が発生しにくい性質をもつ同水を利用して、1年半で出荷サイズに育てようという全国初の試みで、その結果に水産業界などが関心を寄せている。
研究チームは、山村での海水魚養殖の普及を目的に、平成18年にカリウムやナトリウムなどの成分を河川水や地下水に加えるだけで、海水魚を飼育できる好適環境水を開発。これまでにヒラメやトラフグなどの高級魚を海水に比べ約2倍の早さで成魚にまで育てる淡水化養殖に成功した。
クエ養殖は、水の浄化や水質調整ができる閉鎖循環式水槽(1トン)を活用。今年10月、香川県の魚の種苗生産業者からクエの稚魚を譲り受け、好適環境水が入った水槽(水温25度)に50匹を放った。現在体長は約15センチで、生存率は100%。また同じ稚魚を使って、高知県で海面養殖を実施しており、成長率や発病率などを比較。来年3月に双方の途中データなどを照らし合わせるという。
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