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アレルギー性ぜんそく 原因細胞、発症メカニズムを解明

2008.12.1 08:15
このニュースのトピックス科学

 患者数が国内だけで約300万人ともいわれるアレルギー性ぜんそくの引き金となる細胞と分子レベルの発症メカニズムを、理化学研究所の免疫制御研究グループがマウス実験で明らかにした。米専門誌(電子版)に発表した。

 研究グループは、肺や気道などで免疫を担っている細胞で、遺伝子の発現パターンを網羅的に調査。その結果、免疫機構を制御するナチュラルキラーT細胞(NKT細胞)の一部で、特定のタンパク質と結びつく遺伝子が顕著に発現していることを見つけた。

 この遺伝子を持つNKT細胞に特定のタンパク質を加えると、アレルギーを引き起こす物質が大量に作られ、発症の引き金となっていることが判明。この細胞を持たないマウスや、特定タンパク質の抗体を投与したマウスでは発症しなかった。

 さらに、NKT細胞を持たないマウスに、原因遺伝子も持ったNKT細胞を移入し直すと、ぜんそく症状を起こし、症状は細胞数に比例して悪化した。

 研究グループによると、発症メカニズムはヒトもほぼ同じで「一部のNKT細胞の機能を抑えることで、アレルギー性ぜんそくを克服できる可能性がある」としている。(小野晋史)

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