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【科学】首都直下地震のシミュレーション 個人の対策が不可欠 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:科学
■必ず来るという意識で備える
首都直下地震が発生すると、最悪のケースでは1万1000人が死亡し、85万棟が倒壊・焼失すると想定されている。被災者が街にあふれ、大混乱が2次災害につながる恐れもある。行政だけでは対応しきれないのが実情で、個人の備えが不可欠だ。被害軽減と混乱回避のために何ができるのか−。中央防災会議がまとめたシミュレーションと対策を紹介する。(蕎麦谷里志)
◇
≪建物崩壊≫
首都直下地震は首都圏で起きるマグニチュード(M)7級の地震で、今後30年以内の発生確率は70%とされる。中央防災会議は18カ所の震源地を想定し、予想される被害を公表。最も被害が大きくなる東京湾北部の地震(M7・3、冬の夕方に発生)を中心に対策をまとめた。
≪小さな揺れが始まったと思ったら、次の瞬間、激しい揺れに立っていることもできなくなり、家具のほとんどが倒れる。揺れは20〜30秒続き、昭和55年以前にできた木造建築を中心に家屋が崩れ、一部では火災が発生する≫
地震で一番怖いのは建物の倒壊と火事。住宅の耐震・耐燃化、家具の固定などの対策が最優先課題だ。
しかし、経済的な負担が小さく比較的容易にできる家具の固定でも、実施率は約30%にとどまっており、まだ意識は低い。
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