MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース: 科学 RSS feed

インスリン分泌の神経ネットワーク 東北大が発見

2008.11.21 03:05
このニュースのトピックス科学

 血糖値の上昇を防ぐインスリンを分泌する膵(すい)臓の細胞が、臓器間の神経ネットワークによって増殖することを、東北大学大学院医学研究科の片桐秀樹教授らのグループがマウス実験で発見した。糖尿病の新たな治療法開発につながると期待される。21日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。

 片桐教授によると、肝臓が肥満状況を感知すると神経シグナルを出して脳に伝え、脳はこの信号を膵臓に伝えてインスリン分泌細胞(β細胞)を増殖させる。マウス実験で、肝臓と脳、脳と膵臓を結ぶ神経経路をそれぞれ遮断すると、いずれの場合もβ細胞は増殖しなくなったことから、臓器間の神経ネットワークによりインスリン分泌が調節されていることが実証された。

 さらに、糖尿病のモデルマウスで、肝臓が発信するシグナルを人為的に増強すると、膵臓でのインスリン分泌が増え、血糖値が顕著に低下するなど糖尿病の治療効果が確認された。

 片桐教授は「神経ネットワークを刺激することで、膵臓の機能がよみがえった。万能細胞などを使って臓器を作り直すのではなく、患者の臓器を再生させる新しい概念の治療につながる成果だ」と話している。

 インスリン注射に頼っている糖尿病患者は、国内だけで60万人を超えるといわれ、今回の成果から、新たな治療法の確立が期待される。

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。