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【ノーベル化学賞】「自分はアマチュア・サイエンティスト」下村脩氏 (1/3ページ)

2008.10.8 21:16
米ボストン大学名誉教授の下村脩さんのノーベル化学賞受賞を受けて号外が配られた=8日午後8時28分、大阪市中央区(甘利慈撮影)米ボストン大学名誉教授の下村脩さんのノーベル化学賞受賞を受けて号外が配られた=8日午後8時28分、大阪市中央区(甘利慈撮影)

 日本人として6年ぶりにノーベル化学賞を受賞した米マサチューセッツ州在住のボストン大医学校名誉教授、下村脩(おさむ)さん(80)は内外から「型破りの独創性の持ち主」と評されてきた。穏やかで謙虚な人柄だが、「『難しいからやらない』という発想が一番嫌い」と公言する強い意志の持ち主。物理学賞に続く、日本人の連続受賞に列島は驚きと祝福ムードに包まれた。

 京都府福知山市で生まれた。大変な時代だった。陸軍将校の長男で幼少期は満州、大阪で過ごした。中学生のとき長崎へ疎開し、転校初日に学徒動員で軍需工場へ駆り出された経験を持つ。16歳のとき、原爆が投下され、終戦後も中学の卒業証書がないため、高校に進学できなかった。

 行くあてもなく途方に暮れていたところ、原爆で破壊された長崎医科大付属薬学専門部(現長崎大薬学部)が、たまたま近所に移転してきた。

 「機械が好きで、船の設計をしたかった。薬なんて何の興味もなかったが、ほかに選択肢がなかった」

 不本意だったが、同専門部に入学、首席で卒業した。就職しようと、製薬会社の面接を受けたが、「君は会社には向かない」と忠告され、大学に残った。

 「上の人の話を素直に聞くような人間じゃない。そうかといって、人と争う気もないし、競争は嫌い」

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米ボストン大学名誉教授の下村脩さんのノーベル化学賞受賞を受けて号外が配られた=8日午後8時28分、大阪市中央区(甘利慈撮影)
1960年代に緑色蛍光タンパク質を発見、生命科学の研究に革命的な進歩をもたらした、発光生物学者の下村脩氏。右が緑色蛍光タンパク質(GFP)の入った試験管 
オワンクラゲから精製した蛍光タンパク質GFPの入った小瓶を手にする下村脩氏
ノーベル化学賞を受賞した発光生物学者の下村脩博士
オワンクラゲ(下村脩博士提供)
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