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【科学】「きぼう」正念場 最初の宇宙実験スタート (1/2ページ)
このニュースのトピックス:宇宙
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で、最初の科学実験が始まった。ほぼ無重力の宇宙環境を利用した生物や材料実験が、今後は次々に行われる。23年の歳月と巨費が投じられたきぼうの開発。新たな成果への期待に応え、宇宙実験の意義を世間に示すため、関係者はこれからが正念場だ。(小野晋史)
多様な装置
きぼうは今年に入り、2回に分けて米スペースシャトルでISSに運ばれ、土井隆雄さん(3月)、星出彰彦さん(6月)が取り付け作業を行った。
日本初の有人宇宙施設として、大型バスほどの船内実験室に実験装置が置かれ、普段着の飛行士が操作や試料交換などを行う。来年春には船外実験施設も運ばれ、きぼうは完成する。
きぼうは、最短でも2015年まで運用される。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の計画では、第1期の10年までに、国内外から公募などで決められた約100実験を行う予定だ。これまでのシャトルを使った実験と異なり、きぼうでは日本独自の計画で、長期間の実験ができる。
実験に使われる装置は、「ラック」と呼ばれる棚に組み込まれている。現在使えるのは、生物実験用の「細胞培養実験ラック」と、結晶の生成や液体の対流実験などを行う「流体実験ラック」の2台。
来年夏以降には、開発中の宇宙ステーション補給機「HTV」で、残り3台のラックを運ぶ。
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