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【クルマの達人】「レクサス IS F」 上品さの中に潜む「凶暴さ」 (2/5ページ)
このニュースのトピックス:旅
試乗車は専用色の「エクシードブルー」。鮮やかな青が独特の“筋肉美”を際立たせる。このクルマだけに目的地を富士山麓(さんろく)に決めて、いざ発進。スタートボタンを押すと速度計と回転計の針が振り切れ、「ブロローン!」という野太い排気音が鳴る。実はこれも“演出効果”の一つなのだ。いきなり「やられた」という感じ。
ところが、Dレンジで街を流しているときはまさにレクサスの乗り味。ひたすら静かで快適だ。足回りはかなり固め。同じくV8エンジンを積み、“仮想敵”といわれるBMW「M3」などドイツ製高級スポーツセダンを意識した結果なのかもしれない。
クルマは東名高速を西へ。アクセルを踏み込むとマシンは野獣と化す。後輪から沸き上がるすさまじいパワー。旅客機の離陸時のようなGだ。3600回転を超えるとさっきまでのV8サウンドに加え咆哮(ほうこう)のような高い吸気音が鳴り始め、ハーモニーを奏でる。この演出もまた楽しい。クルマは御殿場ICを降りて一般道へ。ストップ&ゴーが楽なのは速いからだけじゃない。とにかくよく止まり、よく曲がる。




