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【クルマの達人】「BMW 135iクーペ」 伝統と革新 独職人のワザが光る (2/5ページ)
キーを差し込んで、プッシュボタンでエンジンスタート。全長4370ミリのコンパクトなボディーを駆動させるのは、3リットルの直列6気筒ターボエンジン。シルキー6と呼ばれた絹のように滑らかなエンジンフィーリングが息づく。ターボと感じないほどの自然さ。それは街乗りの低速域でも十分なトルクを発し、いったん踏み込めば、絹のベールから暴力的な加速が顔を出す。
そもそも、このサイズでFR、しかもマニュアルトランスミッションのクルマの選択肢など、いまやなきに等しい。デザイン、内装、そして、操る喜び。これらを高次元でまとめられた。BMWにはM3に代表されるようなスポーツモデルが存在する。しかし、このクルマは70年代に量産車で初めてターボエンジンを搭載した2002ターボと同じ方を向いている。伝統と革新。それを確固としたドイツのクラフツマンシップが裏打ちする。
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